WEB広告やYoutubeチャンネルなど動画のニーズは高まる一方です。
それに比例して、動画制作者の需要も高まっています。
“ビデオグラファー”とは撮影から編集までを行うカメラマンのこと。
映像制作の一連のワークフロー(企画・構成・撮影・編集)を一人でこなす映像作家を指します。
広範囲の知識と複数の分野をマルチにこなす対応力が要求されるオールラウンドプレイヤーです。
撮影機材や編集機材は低価格でハイクオリティのものが使えるようになり、予算やスピード感を要求される仕事も増えてきました。
そこで、従来のカメラマン、ディレクター、エディターといった専門分野ごとのスタッフを集めて制作するのはなく、一人で複数のパートを兼任することができるクリエイターが求められるようになりました。
では、ビデオグラファーになるにはどうすればいいでしょうか?
まずはビデオグラファーの仕事の種類と、ビデオグラファーになるために必要なスキルを確認してみましょう。
■ビデオグラファーの仕事の分野・種類
ビデオグラファーになるには、下記の仕事の分野に対応できる必要があります。
・CM、PV、商品紹介:企業の商品やサービスを紹介します。企画書や画コンテの提出を求められることもあります。
・MV(ミュージックビデオ):演奏風景の撮影やストーリー性のあるショートムービー、アニメーションを使った表現を求められることもあります。
・採用映像、インタビュー映像:企業の魅力を伝えたり、取材対象者のコメント撮りを行います。スチル写真まで求められることもあります。
・ドキュメンタリー、メイキング映像:イベントや人物に密着したり、映画などの制作過程を記録します。
・ウェディング映像:新郎新婦紹介や披露宴での企画映像、撮って出しのエンドロール作成まで。
・イベント映像:セミナーや発表会の記録を行います。
・不動産動画:物件の間取りや機能性、魅力を伝えます。
・Youtube番組:企画や台本の内容に沿った撮影や、編集面でのサポートをします。
■ビデオグラファーに必要なスキル
・営業力:まず仕事を取ってくる必要があります。見積もりの作成やクライアントとのやり取りには社会性も求められます。
・企画構成力:イメージを具体化するため、企画書を作成したり、構成台本を執筆できる必要があります。
・提案力:クライアントの意向を汲み取りつつ、予算内でやれることを魅力的かつ説得力のあるアイデアとして提示することが求めらます。
・演出力:映像的なセンス、商品や出演者の魅力を引き出す力が必要です。
・撮影技術:カメラも自分で回せなくてはなりません。撮影に関する知識と技術が求められます。
・照明技術:ライトも自分でセットアップできる必要があります。光をコントロールする知識とノウハウが求められます。
・録音技術:ガンマイクとピンマイクを組み合わせながら、しっかりとした品質の音を収録できる必要があります。
・編集技術:撮影した映像を自分で編集します。簡単なテロップやモーショングラフィックを要求されることもあります。
・所有機材:制作に必要な撮影、照明、録音、編集機材を持ち込むことができることを求められます。
ビデオグラファーになるには、以上のことをすべて対応できる総合力が必要とされるでしょう。
■ビデオグラファーになるには?
・独学:書籍やYoutubeなどには多くの知識やノウハウが公開されています。それらを参考に自分で機材を購入し、実践してみるという方法があります。
・現場でアシスタントを経験しながら学ぶ:知り合いに映像制作者がいれば、アシスタントとして現場を手伝いながら撮影の流れや知識を見て覚えるのも良いでしょう。
・映像プロダクション、制作会社に入る:映像制作をしている会社に入社し、仕事での経験を積んでからフリーランスになる方も多くいます。
・スクールに通う:短期間で必要な知識やノウハウを体系的に吸収し、実際に機材に触ったり、実習を通して実務的なノウハウを学ぶことができます。
「ビデオグラファーになるには?」いかがでしたでしょうか?
ビデオグラファーになるには、広範な知識と技術、対応力が必要なのがお分かりいただけたかと思います。
以上を参考に皆さんなりのビデオグラファーを目指してみてください!!
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